ノラジョーンズ&ビルエバンス【ジャズピアニストざっくり解説】

ノラジョーンズと&ビルエバンス【ジャズピアニストざっくり解説】

この記事では2名のジャズピアニストを解説していきます。
  1. ノラジョーンズ
  2. ビルエバンス




1.ノラジョーンズ

ノラジョーンズとはどのようなアーティストか?

ノラジョーンズは、アメリカのジャズボーカリスト&ピアニストです。父はシタール奏者でした。その歌声は心の奥に優しくタッチすると評価されるほど、癒しの歌声を特徴としています。


5歳の時に合唱団に入り、7歳頃からピアノを習い始めました。ノラジョーンズは、高校在学中にDown Beat Student Music Awardsの「Best Vocalist」、「Best Original Composition」を受賞し、当時からその歌声と作曲の才能は認められていました。高校卒業後、バンドを結成しブルーノートでレコーディングを行いました。これを機に、ノラジョーンズはブルーノートと契約することになります。その後、大ヒットしたデビューアルバム「Come away with me」を発表することになるのです。


デビューアルバム「Come away with me」が累計で2300万枚を売り上げ、グラミー賞でノラジョーンズは5冠、その音楽は8冠という高い評価を得ています。


ノラジョーンズのセカンドアルバム「Feels Like Home」は1000枚以上売り上げ、アルバムに収録されている曲目が3部門のグラミー賞を受賞し、こちらも高く評価されています。




ノラジョーンズのおすすめアルバム

ノラジョーンズの名盤は?と聞かれたらやはりファーストアルバム「Come away with me(邦題:ノラ・ジョーンズ)」でしょう。私もこの作品は大好きで、何回も何回も繰り返し聴きました。ジャズに詳しくない方にもおすすめできるアルバムです。こちらは、そのアルバムの一曲目になります。





2.ビルエバンス

ビルエバンスとはどのようなアーティストか?

ビルエバンス(Bill Evans)は、1929年生まれのアメリカのジャズピアニストです。ニュージャージー州のプレインフィールドで生まれ、ニューオリンズのサウスイースタンルイジアナ大学で音楽を選考し、卒業後はハービーフィールズの楽団で演奏していました。そこでのダンス音楽に飽き足らず、シカゴの軍楽隊に志願します。その間にも、ジャズクラブで腕を磨いていたビルエバンスは1954年にニューヨークに移りました。ニューヨークで参加した最初のバンドで、ポールモチアン(b)と出会います。1958年には、マイルスデイヴィスのバンドに半年ほど参加します。その間、マイルスのアルバム「Kind of Blue」にピアノで参加しました。マイルスのバンドでの経験は、ビルエバンスの音楽に大きな影響を与えたようです。

マイルスのバンドを辞めた後、レギュラートリオを結成しましたが、ドラマー(ケニーデニス)が辞めてしまいます。それを機に、近くのジャズクラブに出演していたスコットラファロ(b)、ポールモチアン(ds)との歴史に残るピアノトリオが結成されました。

ビルエバンスの演奏は、美しい旋律と、音楽的な解釈力、感性に溢れ、クラシック音楽的なアプローチを取り入れたことでも有名です。ビルエバンスは、1960年代に数多くのアルバムをリリースしました。グラミー賞を含む多くの賞を受賞し、ジャズピアニストとしての地位を確立しました。

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