WHEN I FALL IN LOVE

「WHEN I FALL IN LOVE」のジャズピアノ

お手本動画とコード譜で演奏方法を解説

ジャズピアノのお手本

演奏:筆者(jpinfo/Midnight Jazz Piano)

コード譜

|E♭ C7 Fm B♭7♭ C7 Fm B♭7
|E A♭7|D♭7C7 |Fm    B♭7   
|E♭ C7 Fm B♭7♭ A |Gm7C7 
|Fm Dm7|G7 C7 |Fm7   |B♭7   
|E♭ C7 Fm B♭7♭ C7 Fm B♭7
|E A♭7|D♭7C7 |Fm    B♭7   
|E♭    |Am D7 |Gm7C7 |Fm7B 
|E C7 |Fm B♭7|E♭    |E♭    

作曲

Victor Young

小節数

32小節

筆者の演奏のポイント(一般向け)

「WHEN I FALL IN LOVE」は映画の主題歌として作成された曲で、現在はジャズスタンダードとして広く親しまれています。
テーマを素直に弾くことでメロディーの美しさを強調しています。曲の導入の雰囲気に合わせ、1~2小節目は高音域で弾いています。続く3~4小節目は深みのある低いベース音と共に通常の音域でメロディーを弾いています。低いベース音と厚いコードの音色は、落ち着いた雰囲気を演出すると共に、イントロの終わりを感じられる効果があります。17~20小節目でも同様のメロディーが流れます。この部分は曲調に変化をつける目的で17~18小節目では通常の音域、19~20小節目では高音域でメロディーを弾いています。音域を変えるだけで曲の印象を大きく変えているのです。音域を変える事自体は簡単ですが、曲に合わせて使いこなすのは案外難しいです。音楽の感性を磨くのにも大変役立ちますので、いろいろな弾き方を試してみると良いでしょう。

筆者のアレンジ方法の解説(上級者向け)

筆者の演奏ではコードをアレンジして弾いています。ここでは特徴的なアレンジ方法を解説していきます。

1つ目のポイント
6小節目の「D♭7」→「C7」ではコードをアレンジしています。

|E A♭7♭7C7 |Fm    B♭7   

筆者の演奏では「G7」→「G♭7」として演奏しています。元のコードではコードのルート音が「A♭」→「D♭」→「C」→「F」と動きが大きいのに対し、筆者のアレンジでは「A♭」→「G」→「G♭」→「F」という半音進行となっています。ベースやコードの動きを少なくすることで、落ち着いた雰囲気を演出しているのです。

2つ目のポイント
7~8小節目でもコードをアレンジしています。7~8小節目のようにコードに変化が少ない箇所では、演奏が単調になりがちです。実際の演奏では「Fm」から「B♭7」に移るまでの間にコードを付け加え、音楽に動きをつけています

|E A♭7|D♭7C7 Fm    B♭7   

実際の演奏でのコード進行は「Fm」→「Gm」→「A♭」→「B♭7」として弾いています。ベースラインは少しづつ音程を上げながら「B♭7」に向かわせます。ベースラインに合わせて和音を付け加えているのです。23~24小節目の「Fm」→「B♭7」も同様のコードアレンジです。
コード進行に変化が少ないとき、このようにコードをずらすアレンジを試してみましょう。

筆者の演奏について

本記事の「WHEN I FALL IN LOVE」の演奏は本ブログ「ジャズピアノペディア」とYouTubeチャンネル「Midnight Jazz Piano」を運営する筆者の演奏です。筆者は、アドリブソロ無しのジャズピアノ演奏でジャズの曲そのものの魅力を伝える活動をしています。多くのジャズピアニストがテーマだけの演奏をアルバムに収めているように、ジャズの曲はテーマだけでも十分魅力的なのです。これらの動画によってジャズを好きになってもらえると嬉しいです。また、演奏の解説がジャズピアノに興味を持つ方々のスキルアップの一助となれば幸いです。

最後まで「WHEN I FALL IN LOVE」をご覧いただき、ありがとうございました。