DOLPHIN DANCE

「DOLPHIN DANCE」のジャズピアノ
お手本動画とコード譜で演奏方法を解説

ジャズピアノのお手本

演奏:筆者(jpinfo/Midnight Jazz Piano)

コード譜

|E♭M   |B♭m7  |E♭M   |Dm7G7 |
|Cm7   |A♭7   |Cm7   |Am7D7 |
|GM7   |A♭mD7♭|Fm7   |B♭7   |
|Cm7   |Cm7   |Am7   |D7    |
|GM7   |Dm7   |G7    |F7    |
|Cm7   |Fdim  |Cm7   |Em7A7 |
|E♭7   |Am D7 |Bm7   |E7 Dm7|
|D♭m7  |G♭7   |Bm7   |Am7   |
|Bm7   |Am7   |B♭m7  |B♭7   |
|E♭7   |G7    |              

作曲

Herbie Hancock

小節数

38小節

筆者の演奏のポイント(一般向け)

「DOLPHIN DANCE」はハービーハンコックによって作曲されました。コード進行は非常に複雑でその解釈は人によって異なります。ミュージシャンにとっては研究しがいのある曲とも捉えられます。「DOLPHIN DANCE」の魅力は、その複雑なコードから演出される心地よい濁った音色にあるのです。
上記のコード譜は複数のコード譜を参考にしながら、筆者の独自の解釈を加えて作成した譜面になります。音楽理論に詳しくない方でも曲の魅力を損なわずに弾けるよう、比較的簡単なコード進行に落とし込んでいます。
また、実際の演奏では31~36小節で同じコード進行を繰り返しながらエンディングに向かい、37~38小節目ではコードを「B7alt」に変更して演奏を終わらせています。譜面どおりのコード進行だと演奏がまだ続くような雰囲気になってしまうため、上記のコードアレンジによって自然に演奏が終えられるように工夫しているのです。

筆者のアレンジ方法の解説(上級者向け)

続いて、筆者の演奏のポイントを詳しく解説していきます。

ポイント①

10小節目の「D♭7」は裏コードを用いて演奏しています。

|GM7   |A♭mD7♭|Fm7   |B♭7   |

実際に用いたコードは「G7alt」になります。こうすると、ベースラインの進行とコードトーンの動きがスムーズにすることができます。

ポイント②

14小節目の「Cm7」はコードのベース音をアレンジして演奏しています。

|Cm7   |Cm7   |Am7   |D7    |

筆者の演奏では「Cm7 on B」としているのです。ベース音を「B」とすることで「C」→「B」→「A」というスムーズなベースラインに仕上がります。

ポイント③

18~20小節目は曲の中でも特徴的な音使いが現れる部分です。曲の魅力を引き出すためにも音色に注意しながら演奏する必要があります。

|GM7   |Dm7   |G7    |F7    

筆者の演奏では「Dm7 on G」→「G7♯11」→「F7 on G」として演奏しています。この部分のベース音は「G」であり、それに乗せる和音が変化しているのです。中でも、「G7♯11」の音使いはホールトーンとして解釈して演奏すると、音の変化の特徴が引き出せます。アドリブソロを弾く場合も、これらのコードトーンを強調して使いながら演奏するように心がけましょう。

筆者の演奏について

本記事の「DOLPHIN DANCE」の演奏は本ブログ「ジャズピアノペディア」とYouTubeチャンネル「Midnight Jazz Piano」を運営する筆者の演奏です。筆者は、アドリブソロ無しのジャズピアノ演奏でジャズの曲そのものの魅力を伝える活動をしています。多くのジャズピアニストがテーマだけの演奏をアルバムに収めているように、ジャズの曲はテーマだけでも十分魅力的なのです。これらの動画によってジャズを好きになってもらえると嬉しいです。また、演奏の解説がジャズピアノに興味を持つ方々のスキルアップの一助となれば幸いです。

最後まで「DOLPHIN DANCE」をご覧いただき、ありがとうございました。

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