EVERYTHING HAPPENS TO ME

「EVERYTHING HAPPENS TO ME」のジャズピアノ
お手本動画とコード譜で演奏方法を解説

ジャズピアノのお手本

演奏:筆者(jpinfo/Midnight Jazz Piano)

コード譜

|Cm7F7 |B♭ Gm |Cm F7 |Dm7G7 |
|Cm A♭7|Dm7G7 |Cm F7 |B♭ G7 |
|Cm7F7 |B♭ Gm |Cm F7 |Dm7G7 |
|Cm A♭7|Dm7G7 |Cm F7 |B♭    |
|Fm7B♭7|E♭ C7 |Fm7B♭7|E♭    |
|Em A7 |DM7   |Gm C7 |Cm7F7 |
|Cm7F7 |B♭ Gm |Cm F7 |Dm7G7 |
|Cm A♭7|Dm7G7 |Cm F7 |B♭    |

作曲

Matt Dennis

小節数

32小節

筆者の演奏のポイント(一般向け)

「EVERYTHING HAPPENS TO ME」はトニードーシー楽団にいたフランクシナトラが歌ったのが始まりです。曲の構成はA→A→B→Aの形です。
筆者の演奏はとてもシンプルです。基本的にメロディーは単音あるいはメロディーラインをトップノートとしたコードで弾いています。左手の演奏はベースラインとコードを交互に弾く形を基本としています。ここまでシンプルなジャズピアノの演奏は逆に珍しいです。
最後のAメロディー(25~28小節目)では低いベースラインを弾かず、弾き方に変化をつけています。シンプルに演奏し過ぎると、同じAメロディーを3回繰り返すだけになってしまいます。演奏が単調になるのを防ぐために弾き方に変化をつけているのです。

筆者のアレンジ方法の解説(上級者向け)

実際の演奏はシンプルに演奏していますが、コードの多くにアレンジを加えています。特にシンプルに弾く場合には、譜面そのまま弾くだけでは心地よい演奏にならないのです。ここでは、筆者が1~4小節の間に用いたコードアレンジを紹介します。

|Cm7F7 |B♭ Gm |Cm F7 |Dm7G7 

1小節目の「F7」ではディミニッシュの音使いを用いています。右手の和音はメロディーをトップノートとして「E♭、G♭、A、C」、左手は「F、E♭」の2音です。右手のコードのテンションノートは♭9thを用いていることになりますが、ここでは短3度の心地よい濁った和音を用いることがポイントです。
3小節目の「F7」でもディミニッシュコードを用いています。実際の右手の音使いは「C、E♭、G♭、A」となります。1小節目と用いているディミニッシュコードは同じ音使いですが、メロディーラインをトップノートにするようにコードを展開した形で演奏しています。
4小節目の「G7」では♭13thをテンションノートとして用いています。左手は「G、F」の2音、右手は「B、E♭、G」の3音です。この音使いはすべての音が同一の全音階上に存在しており、ホールトーンの音色も備えているのです。ホールトーンらしい少し不思議な雰囲気を演出することができます。

筆者の演奏について

本記事の「EVERYTHING HAPPENS TO ME」の演奏は本ブログ「ジャズピアノペディア」とYouTubeチャンネル「Midnight Jazz Piano」を運営する筆者の演奏です。筆者は、アドリブソロ無しのジャズピアノ演奏でジャズの曲そのものの魅力を伝える活動をしています。多くのジャズピアニストがテーマだけの演奏をアルバムに収めているように、ジャズの曲はテーマだけでも十分魅力的なのです。これらの動画によってジャズを好きになってもらえると嬉しいです。また、演奏の解説がジャズピアノに興味を持つ方々のスキルアップの一助となれば幸いです。

最後まで「EVERYTHING HAPPENS TO ME」をご覧いただき、ありがとうございました。

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