A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE

「A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE」のジャズピアノ

お手本動画とコード譜で演奏方法を解説

ジャズピアノのお手本

演奏:筆者(jpinfo/Midnight Jazz Piano)

コード譜

|E♭ Cm |Gm E♭7|A G7 |Cm A♭m
|E♭MA |Gm A♭m|Gm Cm |Fm B♭7
|Gm C7 |Fm7B♭7|              
|E♭ Cm |Gm E♭7|A G7 |Cm A♭m
|E♭MA |Gm A♭m|Gm Cm |Fm B♭7
|E    |Am7D7 |              
|GM7Em |Am D7 |GM7Em |Am7D7 |
|GM7Em |Am D7 |Gm C7 |Fm7B7|
|E♭ Cm |Gm E♭7|A G7 |Cm A♭m
|E♭MA |Gm A♭m|Gm Cm |Fm B♭7
|E    |E    |              

作曲

Manning Sherwin

小節数

38小節

筆者の演奏のポイント(一般向け)

「A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE」はレビューの中で使われた曲です。レビューとはミュージカルのような舞台を指しますが、ストーリーがほとんど無いことが特徴です。現在はジャズの定番曲として定着しています。
曲のAメロディーが1~10小節、11~20、29~38小節に該当します。Aメロディーは8小節で構成される曲が多いですが、それよりも2小節多い点がこの曲の特徴です。Bメロディーは21~28小節目ですが、こちらは8小節で構成されています。
筆者の演奏では初めのAメロディー(1~10小節)はイントロとして弾いています。高音域から入ることがイントロらしさを出すポイントの1つです。徐々にテンポを速めながらストライド奏法を交えて2回目のAメロディーに入っていきます。
Bメロディーはメロディーラインを3度の和音で弾いています。こうすると、音階を駆け上がる特徴的なメロディーを強調しつつ、単純なメロディーによって演奏が単調になりすぎないように調節できます。加えて、下記2つの項目を強調して演奏していることが重要なポイントです。
①メロディーは少し遅いタイミングで弾く
②2拍目と4泊目の裏拍を強めに弾く
この2点を強調しながら演奏することで、スローテンポにおいてもジャズ独特のノリを実現しているのです。

筆者のアレンジ方法の解説(上級者向け)

続いて、筆者のアレンジ方法について、特徴的な2点に絞って解説します。

1点目
11~12小節目の「E♭」→「Cm」→「Gm」→「E♭7」の箇所について、スムーズな進行になるようにアレンジを加えています。

♭ Cm |Gm E♭7|A G7 |Cm A♭m

実際の演奏では「E♭」→「D7」→「Cm」→「A♭7」に変更して弾いているのです。「E♭」から「Cm」に向かうベースラインをスムーズに進行させると共に、13小節目の「Gm」に向かって自然な流れでつなぐためです。

2点目
21~22小節目の「GM7」→「Em」においても、似た変更を加えています。

GM7Em |Am D7 |GM7Em |Am7D7 |

実際の筆者の演奏では「GM7」→「F♯7」→「Em」→「B♭7」とコードを付け足しています。「F♯7」は、前後のコードの緩衝材として働き、「B♭7」は次のコードへ移るための潤滑剤の役割を果たします。コードの移り変わりをスムーズにすることで、自然な流れをつくれるのです。

筆者の演奏について

本記事の「A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUAREの演奏は本ブログ「ジャズピアノペディア」とYouTubeチャンネル「Midnight Jazz Piano」を運営する筆者の演奏です。筆者は、アドリブソロ無しのジャズピアノ演奏でジャズの曲そのものの魅力を伝える活動をしています。多くのジャズピアニストがテーマだけの演奏をアルバムに収めているように、ジャズの曲はテーマだけでも十分魅力的なのです。これらの動画によってジャズを好きになってもらえると嬉しいです。また、演奏の解説がジャズピアノに興味を持つ方々のスキルアップの一助となれば幸いです。

最後まで「A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE」をご覧いただき、ありがとうございました。