BRAZIL

「BRAZIL」のジャズピアノ

お手本動画とコード譜で演奏方法を解説

ジャズピアノのお手本

演奏:筆者(jpinfo/Midnight Jazz Piano)

コード譜

|F     |F     |Gm    |Gm    |
|Gm    |C7    |F     |Gm C7 |
|F     |Gm C7 |F  EE♭|       
|D7    |D7 E♭7|D7    |D7 E♭7|
|D7    |D7    |Gm    |Gm    |
|Gm    |B♭m   |F     |Dm    |
|Gm    |C7    |F     |Gm7   |
|F     |Gm7   |              

作曲

Ary Barroso

小節数

29小節

筆者の演奏のポイント(一般向け)

「BRAZIL(Aquarela do Brasil)」は代表的なサンバの曲です。ジャズスタンダードとしても親しまれています。サンバをピアノソロで、しかもアップテンポで演奏する人はほとんどいません。それでも、サンバの特徴さえ押さえれば、簡単に演奏できるのです。
サンバらしい音楽にするためには2拍目と4拍目にベース音を強く入れることが大切です。2拍目と4拍目に低音のベースを弾いています。筆者の演奏のベースラインは少し難しく弾いていますが、2拍目と4拍目のベースを弾くだけで十分サンバの雰囲気が出ます。
また、ベースライン以外にもサンバらしいフレーズを盛り込んでいます。例えば、イントロとエンディングで用いたリズム、3~4小節目の右手のフレーズ、7~10小節目の和音のトリル、11小節目のクセの強いリズムが挙げられます。
日本ではサンバを聴く機会が少ないため、独特のリズム感や特徴的なフレーズがわからない人が多いです。一方で、特徴さえ掴んでしまえば、どんな曲でもサンバにアレンジできるようになるのです。音楽の幅を広げたい方には、サンバの特徴を研究してみることをお勧めします。

筆者のアレンジ方法の解説(上級者向け)

続いて、筆者のアレンジのポイントを解説します。
「BRAZIL」はサンバなので、コードをアレンジせずにしっかり弾いた方がベターです。ただし、12~17小節の箇所は「D7」のコードが続き、メロディーも同様の旋律が繰り返されるので、変化が欲しいところです。筆者の演奏は、16~17小節の音使いはジャズらしい音色に変えることで、音色に変化をつけています。

|D7    |D7 E♭7|D7    |D7 E♭7|
D7    |D7    |Gm    |Gm    |

実際の演奏では「D7」を「E♭dim」→「Ddim」→「D♭dim」→「Cdim」→「Gm」という音使いをしています。コードのトップノートがメロディーラインになるようにディミニッシュコードを配置しているのです。半音進行のメロディーを全てディミニッシュコードにアレンジすることで、サンバの中にも特徴的なジャズらしい濁った雰囲気を加えられます。

筆者の演奏について

本記事の「BRAZIL」の演奏は本ブログ「ジャズピアノペディア」とYouTubeチャンネル「Midnight Jazz Piano」を運営する筆者の演奏です。筆者は、アドリブソロ無しのジャズピアノ演奏でジャズの曲そのものの魅力を伝える活動をしています。多くのジャズピアニストがテーマだけの演奏をアルバムに収めているように、ジャズの曲はテーマだけでも十分魅力的なのです。これらの動画によってジャズを好きになってもらえると嬉しいです。また、演奏の解説がジャズピアノに興味を持つ方々のスキルアップの一助となれば幸いです。

最後まで「BRAZIL」をご覧いただき、ありがとうございました。

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