TENDERLY

「TENDERLY」のジャズピアノ

お手本動画とコード譜で演奏方法を解説

ジャズピアノのお手本

演奏:筆者(jpinfo/Midnight Jazz Piano)

コード譜

E♭M7 |A♭7  |E♭m  |A♭7  
|Fm   |D7  |E   |E♭   
|A♭m  |B♭7  |A♭m  |Dm7G7
|Cm7  |F7   |Fm   |B♭7  
E♭M7 |A♭7  |E♭m  |A♭7  
|Fm   |D7  |E   |E♭   
|A♭m  Dm7G7|Cm7  |Am7D7
|Gm C7|FmB♭7|E   |   

作曲

Walter Gross

小節数

32小節

筆者の演奏のポイント(一般向け)

「TENDERLY」は元々ポピュラー音楽として作成された曲で、原曲は3拍子のワルツです。その後、4拍子で演奏されるようになり、ジャズの譜面としても4拍子で書かれていることが一般的です。
筆者の演奏では原曲に基づいて3拍子で演奏しています。3拍子の曲は、一拍目にベースの音、2拍目にコードを弾くと安定感がでます。3拍目はコードでも良いですが、左手の動きが忙しくなりがちです。次の小節の1拍目のベース音に向かう音を弾くと、演奏がグッと楽になります。具体的には、3拍目には次の1拍目のベース音の半音上か半音下を弾いてみましょう。

筆者のアレンジ方法の解説(上級者向け)

3拍子の曲の基本は前述に沿って弾けば良いのですが、曲全体として左手がすべて同じリズムだと単調になってしまいます。ここでは、演奏に抑揚を持たせるためのコード進行のアレンジ方法を2つ解説します。

アレンジ①
1つ目のアレンジは4小節目の「A♭7」の箇所です。

E♭M7 |A♭7  |E♭m  |A♭7  
|Fm   |D7  |E   |E♭   

メロディーが「E♭」→「F」→「A♭」と進行するのに合わせ、コードを「A♭7」→「G7」→「G♭7」と変化させ、次の5小節目の「Fm」に自然に移れるような仕組みにしています。

アレンジ②
2つ目のアレンジは8小節目の「E♭」の箇所です。

|Fm   |D7  |E   |♭   
|A♭m  |B♭7  |A♭m  |Dm7G7

前の小節と同じ「I」のメジャーコードなので、そのまま引くと単調になりがちです。そのような場合は、コードに動きを持たせると良いでしょう。筆者の演奏では8小節目は「E♭」→「Fm7」→「Gm7」と弾いています。このコード進行によって、ベースラインの音が全音ずつ上がり、次の「A♭m」に自然に移れるようになります。この際、筆者の演奏ではテンションノートは用いていないこともポイントです。難しい音を使わなくても、十分心地よい演奏となります。
同じメジャーコードが続く進行は他の曲でも登場します。このようなときは演奏が単調にならないように、コードをアレンジしてみましょう。

筆者の演奏について

本記事の「TENDERLY」の演奏は本ブログ「ジャズピアノペディア」とYouTubeチャンネル「Midnight Jazz Piano」を運営する筆者の演奏です。筆者は、アドリブソロ無しのジャズピアノ演奏でジャズの曲そのものの魅力を伝える活動をしています。多くのジャズピアニストがテーマだけの演奏をアルバムに収めているように、ジャズの曲はテーマだけでも十分魅力的なのです。これらの動画によってジャズを好きになってもらえると嬉しいです。また、演奏の解説がジャズピアノに興味を持つ方々のスキルアップの一助となれば幸いです。

最後まで「TENDERLY」をご覧いただき、ありがとうございました。